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前不動堂

目黒不動として親しまれている瀧泉寺(りゅうせんじ)境内、独鈷の滝(とっこのたき)左側に前不動堂(まえふどうどう)はあります。
江戸時代、将軍や大名の参拝があると、庶民は本堂へは近づけませんでした。このため、庶民の便宜を図って建立したものといわれています。

江戸時代後期に刊行された『江戸名所図会(えどめいしょずえ)』にも、現在地付近に描かれており、江戸中期の仏堂建築として、当時の姿をよく保っています。

また、附(つけたり)として指定されている「前不動堂(まえふどうどう)」と書かれた扁額(へんがく)には、「佐玄龍書」の署名があり、建立当時のものと推測されます。

筆者の佐々木玄龍(ささきげんりゅう)(1650年から1722年)は当時一世を風靡した書家です。
(目黒区ホームページより)

●指定年月日
昭和41年3月31日
●時代・年代
江戸時代中期